ビタミン
ビタミンは、五大栄養素のひとつで生体の活動や生命の維持をおこなううえで摂取することが欠かせない栄養素のうち、蛋白質・糖質・脂質・ミネラル以外のものを指します。
多くのビタミンの作用は体内の酵素を活性化させるための補酵素としてはたらいています。
ビタミンは緑黄色野菜をはじめとする植物や微生物、肉類に多く含まれています。ビタミンが不足すると疾病の原因となったり、発育障害の原因となったりします。
ビオチン
ビオチンはビタミンB群の一種の水溶性のビタミンで、体内の酵素の作用に関与する補酵素としてのはたらきをもっています。ビオチンは補酵素として、皮膚や毛髪の健康維持や発育に関わるビタミンです。ビオチンは体内で腸内細菌により合成が可能ですが、例えば生卵を多く摂取した場合(生卵に含まれる成分にビオチンの吸収を阻害する作用がある)などにビオチンが不足すると、肌荒れや脱毛、食欲不振や吐き気などの症状をおこすことがあります。
葉酸
葉酸はビタミンMやビタミンB9とも呼ばれるビタミンB群の一種で水溶性のビタミンです。葉酸はアミノ酸や核酸の合成に関与しており、特に細胞分裂の盛んな箇所で必要量が増大するビタミンです。妊娠初期の女性に葉酸は特に必要とされ、積極的な葉酸の摂取が望まれます。葉酸は食品ではレバーや緑黄色野菜に多く含まれています。
マルチビタミン
マルチビタミンは主にビタミンKを除く全てのビタミン12種を配合したサプリメントです。ビタミンKは止血作用をもっているため通常マルチビタミンには含まれていません。毎日の生活に欠かすことのできないビタミンを効率的に摂取できるサプリメントがマルチビタミンでマルチミネラルサプリメントとともにベーシックなサプリメントです。
ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用をもつことで知られる脂溶性のビタミンです。ビタミンEは代謝によって生じるフリーラジカルから細胞を守り、酸化を防ぐとともに過酸化脂質の生成を抑制する作用などをもつ健康作用の強いビタミンです。ビタミンEは植物油などに多く含まれており、ビタミンCにはビタミンEのはたらきを助ける作用があるのでビタミンCを多く含む新鮮な野菜と植物油を使ったサラダなどは効率的にビタミンEを摂取できる食材です。
←TOPへ
+*-*-*-*-*-*-*+
(C)健康知識バンク